ヒトの土踏まずって?3つのアーチをくわしく解説!

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目次

自分の『土踏まず』を、まじまじと見ることって、ありますか?
足の裏ってそもそも見えないし、『土踏まず』に痛みでもなければ、まず気にかけませんよね!?

そんな、『土踏まず』ですが、
家でいえば、基礎部分。

からだの土台になるわけ。
だから、とても大事な役割りがあるんです。

もし、土踏まずがつぶれたら、まじやばい!
足や膝の痛みがでちゃったり、姿勢がくずれて腰痛の原因になったりと、悪影響ははかりしれません。

さて、今回は、ヒトの土踏まずの構造と役割りをわかりやすく解説します。

ぜひ、参考にしてください。

土踏まずの語源は、土を踏まない場所

『土踏まず』の語源は、その名の通り、土を踏まない場所
なので、『土踏まず』っていう~んだね。

砂浜をはだしで歩くとよ~くわかる!、足の裏のくぼんだ部分、体重がかかってませんよね。

土踏まずは、アーチ構造になっている

ところで、ひとの土踏まずは、アーチ構造になってます。

アーチ構造といえば、石やレンガを積み上げたアーチ橋が有名ですよね。

「アーチ」という言葉の語源は、ラテン語の「arcus(アルクス)」に由来するんだって。
この言葉は「弓」や「弧」を意味し、曲がった形状を表しています。
そこから派生して、建築のアーチ構造や、足の土踏まずのような自然の曲線部分を指すようになりました。

ちょうど、人間の足も骨がアーチ状になってるので、橋げたと同じアーチ構造なんだね。

アーチ構造は、強い

でも、なんでアーチになっているかといえば、単純に強い構造だから。

建築的には、トラス構造といわれています。

土踏まずのトラス構造によって、体重がかかると足底筋膜の緊張が高まり、縦のアーチがくずれないように支えてくれるわけ。

ヒトの土踏まずは、ちょっと複雑になるんですが、靱帯や筋、腱によってアーチが崩れないようになっているんですね。

足のアーチをもっとくわしく!

足のアーチの種類は 3つある、

足のアーチは、なんと、3つもあるんですね。

正式には、『内側縦アーチ』、『外側縦アーチ』、そして『横アーチ』と3か所もあるわけ。

足の3つのアーチの特徴

3つのアーチは、それぞれ異なる役割りを持ちながら連携して働き、からだを支えているんだね。
では、それぞれのアーチの特徴と機能を くわしく解説しますね。

内側縦アーチ

◆位置:足の内側にあり、かかとから親指のつけ根にかけて形成されるアーチ。
◆特徴:最も目立つアーチで、一般的に「土踏まず」として言われているのが『内側縦アーチ』のこと。

◆おもな機能
1,衝撃吸収:歩いたり走ったりするとき、地面からの衝撃を吸収する
2,体重の分散:足にかかる体重を分散させ、骨や筋肉への負担を軽減する
3,エネルギー効率:歩行時にバネのように働き、推進力をサポートする

外側縦アーチ

◆位置:足の外側にあり、かかとから小指のつけ根にかけて形成されるアーチ。
◆特徴:内側縦アーチより低く、地面と接触しやすい部分。

◆おもな機能
1,安定性の提供:地面との接触面が広く、体重を支えて安定性を高める
2,衝撃の分散:内側縦アーチを補助し、衝撃を適切に分散する
3,バランスの維持:足の外側がしっかり接地することで、全体のバランスを保つ

横アーチ

◆位置:足の前部、親指から小指にかけてのつけ根部分で形成される横方向のアーチ。
◆特徴:歩行や走行時、足の横方向の動きを支えます。

◆おもな機能:
1,横方向の安定性:足が横方向に広がりすぎないように支え、足への負担を軽減する
2,体重の分散:つま先部分での体重分布を助け、バランスを保つ
3,柔軟性の確保:地形の凸凹や動きに応じて足の形を変え、適応力を向上させる

アーチの3つの役割り

3つのアーチは連動して働きます。

たとえば、内側縦アーチと外側縦アーチが体重を支えつつ、一方で、横アーチが足先の柔軟性を提供します。
各アーチがバランスよく働くことで、足全体が「サスペンション」のように衝撃を吸収するわけです。

アーチには、3つの役割りがあります。

それが、

  1. 『バネ作用』
  2. 『クッション作用』
  3. 『バランス作用』

この3つの役割りによって、からだにかかる負担を軽減し、歩く・走るといった日常動作もスムーズに行えます。

アーチの機能は全身に影響する

足のアーチは、歩行や体のバランスを支え、足だけでなく、膝や腰、背骨、さらには肩や首にいたるまで全身に影響を及ぼします。
もし、アーチの機能が低下すると、歩行トラブルや腰痛、ひざ関節の痛み、足の疲れなどの不調を引き起こすことでしょう。

アーチの機能を改善する方法

足の疲れや痛みを感じたときは、アーチのケアやインソール(中敷き)そして靴選びを見直してみると良いでしょう!
定期的に足の状態をチェックし、適切なケアを心がけることが重要ですね。

適切なインソールや靴を選ぼう

自分の足のアーチに合ったインソールや靴を選ぶことで、衝撃を吸収し、正しい体重の分散をサポートします。

足の筋力トレーニングをする

タオルギャザー(足の指でタオルを引き寄せる運動)やかかと上げ下げ運動でアーチを鍛えることが効果的です。

ストレッチとマッサージも効果的

足底筋膜やふくらはぎのストレッチ、足裏のマッサージはアーチの機能を維持・向上させます。

専門的なケアを行う

扁平足やハイアーチが原因で症状が出ている場合、整形外科や理学療法士に相談し、カスタムインソールやリハビリを検討すると良いでしょう。

まとめ

今回は、足の『土踏まず』を解説しました。
『土踏まず』は、アーチ構造になっていて、姿勢や歩き方、スポーツ動作に大きな影響を与えます。
『土踏まず』の状態を 時にはチェックしてみてくださいね。

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アルチザン蔵氏

クライアントさんの足の悩みに向き合えなかった体験から、既成インソールを調べて目利きをするようになった中敷き研究家。手作りインソールの製作、理学療法士の国家資格を持つ、職人歴30年のセラピスト。ランニングが趣味の(自称)健康おたく。

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