快適なロードライフを楽しみたい!
でも、ペダリングで膝や足が痛かったり、
しばらく休んで調子良かったのに、ロングライドで痛みが再発したり、とか(・.・;)
快適なペダリングを取り戻したい!
痛みなくロードバイクを乗り回したい!
ヒルクライムにも挑戦したい!
こんな時にこそ、使ってほしいアイテムが、
ロードバイク用インソール!
ぺダルを思いっきり踏み込むのには、ビンディングシューズと足のスキ間を埋めるインソールが効果的なのです。
なぜなら、インソールを入れると、まず、足の剛性が高まって、力がダイレクトにペダルに伝わります。足回りと膝回りも安定し、ケガの予防とペダリングパワーの向上につながるのです。
ここでは、中敷き研究30年のセラピストが、ロードバイク向けインソールの【役割】と【選び方】をしっかりと解説しました。
さらに、ロードバイク用インソールの【おススメ】を7製品だけ紹介しています。
この記事を参考に、ぜひ、ロードバイク用インソールを試してみて下さい。
【メリット】シューズと足のフィッティングが高まる

ロードバイク用インソールを使う最大の【メリット】は、ビンディングシューズと足のフィッティングが高まること。
元から入っている標準インソールでも、そこそこ使えますが、足とソールには遊び(すき間)があります。意識しないと分かりませんが、グラついて力がなんとなく抜けるのです。
インソールで、剛性が高まれば、力がしっかりとペダルに伝わります。
すると、
- 足回り、膝回りが安定してグラつかない
- 力強くペダル踏み込んで回せるようになる
- ケガの予防と再発防止になる
- 快適ペダリングが実現する
といった、【メリット】が、次々とうまれてきます。
【機能】インソールはペダルを踏んで回すもの

ロードバイク用インソールは、地面を歩いたり走ったりするためのインソールではありません。
ロードバイク用インソールは、足の剛性を高めてペダルを回すためのものです。踏むだけでなく引く動作だってあるのです。
なので、歩行用インソールとは、役割りも機能もまったく違います。
【役割】ロードバイク用インソール3つの作用

剛性を高める
ロードバイク用インソールの最も重要な役割は、ビンディングシューズと足をひと固まりにして、剛性を高めることです。剛性とは、遊びを無くして硬くすること。
踏み込んでみると分かるのですが、剛性が高いと力が抜けることなく、ダイレクトに力がペダルに伝わるのです。
アーチをサポートする
これも重要な役割です。アーチをサポートすることで、負担に強い足に矯正できるのです。
アーチがつぶれて、土踏まずが低くなった足を扁平足というのですが、ペダルを踏み込んだ時に、足がつぶれてくると、足の痛みがでやすくなります。
とくに、扁平足ぎみならば、アーチサポートは必須なのです。
足の角度を整える
インソールで、足裏のすき間が埋まると、足の角度を微妙に調整できます。ということは、足の延長線上にある、膝の角度も変えられるのです。
膝のケガの原因となる、ニーイン(膝が内に入る)やニーアウト(膝が外に向く)を、足から間接的に整えることができるわけです。
足の角度を整えるということは、膝のケガの予防にもなるのです。
【選び方】ロードバイク向けインソール 5つの見極めポイント

インソールを選ぶ際、中敷き研究家が、注目しているのが『5つの見極めポイント』です。
『5つの見極めポイント』がコレ↓↓↓
- シューズと足のフィッティングを見極める
- 剛性力を見極める
- アーチのサポート力を見極める
- クッション素材を見極める
- 履きごごちを見極める
シューズと足のフィッティングを見極める
まず、ビンディングシューズと足のフィッティングを一番に考えて、しっかり合うようにチェックしましょう。
サイズと厚み
ビンディングシューズにインソールを入れて窮屈ならば要注意。はっきり言って、効果があるどころか、靴ずれや足の痛みを招いてしまうことでしょう。
なので、足、シューズ、そしてインソールのサイズと厚みをしっかりチェックしておくことがとても大切です。
厚みのある甲高の足ならば、薄目のインソールを。厚みの薄い平たい足なら、厚目のインソールを選びましょう。
そして、購入前に、インソールのサイズをしっかり見て、確認してくださいね。
カスタマイズできるかどうか
自宅で手軽に熱成型できて、形状をカスタマイズできる製品もあります。自分の足の形に成形できたほうが圧倒的にフィットします。
ただし、自分の足の形を整えて成形するのに少しコツがいります。完璧なフィッティングをしたい場合には、専門家のマスター(サイクル店など)に依頼した方が無難です。
剛性力を見極める
剛性力をどこで見極めるのかというと、インソールで硬さを作るパーツに注目してみましょう。
スタビライザーをチェック
まず、ヒールからアーチまで硬性のスタビライザーをチェックしましょう。スタビライザーで剛性が高まれば、ペダリング力が高まります。
カーボンをチェック
カーボンを使ったインソールは、薄くて頑丈。なので、インソールを薄目にできるメリットがあります。また、剛性が高くなり出力の伝達に優れています。しかし、剛性が高い反面、ペダルからの跳ね返りも強く、やさしさには少し乏しくなります。
グリップ力をチェック
グリップ力とは、インソール表面と足裏がスベらないこと。スベると力が抜けるので、剛性が高まりません。グリップ力は、インソールの表面素材をチェックしましょう。
アーチのサポート力を見極める
アーチ(土踏まず)のサポート力は、ヒールカップとアーチサポートをチェックして下さいね。
ヒールカップをチェック

ヒールカップは、踵をホールドして立てるので、扁平足を改善する力が働きます。扁平足では、やや深めのヒールカップの方がおススメです。
アーチサポートをチェック

足には、3つのアーチがあって、アーチサポートがあるとペダルを踏みこむ時に足の剛性が高まります。また、アーチサポートが足裏にかかる圧力を分散して、疲れにくくなります。でも、アーチの高さは十人十色。だから、低・中・高とアーチの高さが選べるモデルが良いでしょう。
クッション素材を見極める
大事なのは、衝撃を吸収しつつ剛性も兼ね備えたモデル。しかし、マメや足底にタコがあれば柔性も必要です。適度によじれて足当たりが良くなるようなクッション素材がおススメになります。
履きごごちを見極める
ロングライドは、長時間になるので、履きごごちも大事です。なのでニオイ対策とムレ対策をチェックしましょう。
ニオイ対策には防臭・抗菌加工のあることを、ムレ対策には、通気口やメッシュ素材で通気性が高いモデルを選んでください。
【おススメ】ロードバイク用インソールのトップ7選
ここで紹介するインソールは、7製品。どれもおススメのすばらしい逸品です。大事なのは、自分の足にフィットすること。なので、自分の足とインソールの特徴とを合わせて、インソール選びの参考にして下さい。
Reve(レーブ) メルトインソール ダブルフィット施工
『熱成形で、足とシューズを隙間なくピッタリフィットさせる新感覚インソール』
業界初のダブルフィット施工(足とインソール、インソールとシューズの両方をいっぺんにフィットさせるということ)
お湯で液状化する特殊素材を、湯煎で柔らかくして、シューズにも足にも完全密着させるのです。
手間がかかるけれども、自宅でここまで完璧な自己成形ができるとは、新感覚にほんとにビックリします。とくに、足指のフィット感は抜群です。
自宅で施工できるのがメリットなので、動画と説明書をよく見て、落ち着いて施工してくださいね。
【サイズ】5サイズ:S:22‐24㎝、M:24.5‐25.5㎝、L:26‐27㎝、XL:27.5‐28.5㎝、XXL:29‐30㎝
コチラもご参考にしてください。

シマノ カスタムフィットインソール
『自転車最大手のシマノが提供するロードバイク用インソール、高さの異なる2種類のアーチサポートでフィット感がグッド』

このインソールは、深めの硬質ヒールカップと、高さの異なる2種類のアーチサポートで、フィット感をいい具合に調整できます。加熱成形無しでも使用できます。加熱成形するなら、専門のショップでサービスが受けられ、よりベターなフィット感を得ることができます。自分での熱成形は、少しコツがいります。インソール表面は、グリップ力ありシューズとの一体感がさらに増します。
シマノのカスタムフィットインソールは、良いクオリティながら、海外品に比べると、お値段やや控えめなのもいい。
【サイズ】5サイズ:36-37.5、38-39.5、40-41.5、42-43.5、44-45.5、46-47.5、48-50
Formthotics サイクリング用 スポーツインソール
『自分の足型に成形される新素材が抜群のフィット感を生み出す、圧倒的な軽さだから実戦向き』

足病学先進国ニュージーランドで開発された、実績豊富なインソール。ロードバイク専用のフォームソティックスは、2種類のラインナップです。ドライヤーなどでインソールを暖めて、熱を加えることで、自分の足の形に形成できます。また、再加熱すれば、何度でも再形成が可能。さらに、ペダルを漕いでいる状態の足の形に、自然と形成される特殊素材です。重さも16~18gと超軽量。
【サイズ】5サイズ:20-22.5cm(XXS)、23-24cm(XS)、20-22.5cm(XXS)、27.5-28.5cm(L)、29-30cm(XL)
Solestar(ソールスター)control
『芯材の硬めのブラックファイバーで剛性がかなり高い、平均出力が6.9%上昇するデータも確認されている』
サイクリング専用に開発されたドイツ製インソール、開発と製造は100%ドイツです。このインソールの最大の特徴は、足底の特定の場所に硬質のグラスファイバーを使って、剛性を高めているところ。で、ドイツのケルン体育大学の実験では、ソールスターを使った方が平均出力が6.9%もアップしたそうです。さらに、ヘタリにも強い、硬めのインソールです。
【サイズ】11サイズ:36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46
BMZ CCLPロードレーサー
『立方骨、踵骨前部を下から支えアーチを作る新理論、土踏まずを支えすぎず足の指もしっかり使える逸品インソール』

BMZは、世界で唯一のキュボイド理論(立方骨を支える)の発祥の地、日本のメーカーです。このインソールは、休日のお楽しみサイクリングのライダー向けです。カーボンなしで、剛性は中レベル。足の踏ん張りが効くスタビライザーありのインソールです。もし、レーサー向けの剛性が高いカーボンありなら、BMZ CCLPロードレーサー プロ3かプロ6をお選びくださいね。
【サイズ】5サイズ:22‐23、23.5‐24.5、25‐26、26.5‐27.5、28‐29㎝
SUPERfeet(スーパーフィート) インソール Heritage CARBON (カーボン)
『丈夫なヒールカップとカーボン素材のスタビライザーを採用し、薄さと剛性を向上させた優れたインソール』

米国の足病医学から生まれたインソール。このインソールは、ロードバイク専用というより、スポーツ場面でも利用できます。深めのヒールカップとカーボンで剛性を高めることが動きやすさにつながります。
【サイズ】5サイズ:B(21.0~23.0cm)、C(23.0~25.0cm)、D(25.0~27.0cm)、E(26.0~28.0cm)、F(27.0~30.0cm)
SIDAS(シダス) バイクプラスINT
『ベースの素材に剛性と反発性の高い素材、前足部に振動吸収素材でペダリングの衝撃も緩和する』

シダス社は、1975年の設立のフランスのメーカー。1985年に医療ブランド「PODIATECH(ポディアテック)」を設立して以来、医療分野においても確かな実績と評価を獲得している。
このインソールは、「ポディアフレックスC」という素材でアーチサポートが、かなり強めに支えられ、剛性が高く維持されています。横のラインにぽっこりと横アーチもあります。また、前足部には、「コンフォテン」という振動吸収素材を採用していることで、ペダルをこぐ時の衝撃が緩和されます。吸湿性のある素材でムレ対策もされています。
【サイズ】5サイズ:XS:22.0-23.0cm、S:23.5-24.5cm、M:25.0-26.5cm、L:27.0-28.0cm、XL:28.5-29.5cm、つま先の厚さ4㎜。
まとめ
楽しい自転車生活には、快適なペダリングを実現することです。
それには、ビンディングシューズと足のフィッティングがとても大切。
その時に、使ってほしいアイテムが、ロードバイク用インソール。
インソールを使うと、シューズの剛性力が高まり、ケガの予防にもつながります。
インソールをビンディングシューズに入れて、ぜひ使ってみてください。
この記事が、楽しい自転車ライフの一助になれば、嬉しいです。
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