シューズやインソールの洗濯で汚れが落ちなくて、ガッカリした経験ってありませんか?
シューズやインソールのひどい汚れや黄ばみ、そしてクサ~い臭いに「手洗い」をしてみたけれど、効果なかったんだよねえ~!とか。
汚れに強そうな洗剤(まぜると危険マークのあるやつ)でつけ置き洗いしたら、シューズの生地がゴワゴワ、インソールの色落ち、マークの色もかすれてしまったよ!とか。
効果が無ければ「洗剤って、こんなもんか!?」とあきらめてしまいますよね?
これらは、いずれも洗剤の選び方と洗い方を、知らなかっただけなんです。
実は、シューズとインソールの汚れがスカッとキレイになるのには、洗剤の「選び方」と「洗い方」にちょっとしたコツがあるのです。
このサイトでは、シューズやインソールの汚れが洗濯でキレイになる「おススメの洗剤」を紹介し「洗い方」を解説します。
ぜひ、参考にしてください。
シューズとインソールは「つけ置き洗い」で「酸素系漂白剤」がおすすめ

シューズとインソールのひどい汚れ、キツ~イ臭いを落とすのには、まず「つけ置き洗い」をしてみましょう。
そこで、使ってほしい洗剤が「酸素系漂白剤(粉末タイプ)」です。
なぜなら、酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウムは「弱アルカリ性」で、汗や皮脂の「酸性の汚れ」を中和してくれるので、汚れが分解できるからです。
インソールやシューズは、足裏からの汗が染みこんでいるので、皮脂や汚れを食べる雑菌が喜んで繁殖しています。
酸素系漂白剤(粉末タイプ)の弱アルカリ性で中和してやれば、汚れも分解できるし、雑菌のエサが無くなるので、臭いの元となる菌がサヨナラしてくれるわけです。
ただし、泥んこ汚れやひどい汚れには「手洗い」も加えたほうがより効果的です。
【選び方】酸素系漂白剤の2つのタイプ
まず、酸素系漂白剤には、2つのタイプがあるので知っておきましょう。
それは、
- 粉末タイプ
- 液体タイプ
この2つのタイプ、成分が同じと思いきや、まったく違うのです。
なので、いっしょに使ったら、効果がなくなってしまいます。
「粉末タイプ」と「液体タイプ」の違いを解説しましょう。
粉末タイプの特徴
粉末タイプは、「過炭酸ナトリウム」が主成分で「弱アルカリ性」。
酸性の汚れに威力を発揮します。
過炭酸ナトリウムは、漂白力、殺菌力、消臭力とも、かなり優れています。
液体タイプの特徴
液体タイプは、「過酸化水素」が主成分で「弱酸性」。
過酸化水素といえば、いわゆるオキシドールと呼ばれている傷の消毒液。
過酸化水素は、分解すれば水になるし、洗浄力が控え目なので子供の衣類に安心して使えます。
シューズやインソールの洗濯 「粉末タイプVS液体タイプ」 どっちがいいの?
シューズやインソールの汚れには、酸素系漂白剤の「粉末タイプ」の方が、おススメです。
それは、シューズやインソールの汚れは汗や脂質の「酸性」なので、粉末タイプが「弱アルカリ性」で汚れを中和してくれるからなのです。
粉末タイプと液体タイプを上手に使い分けましょう
酸素系漂白剤は、普通の洗剤といっしょに合わせて使うと汚れがさらに落ちやすくなりますよ。
「粉末タイプ」と「液体タイプ」の違いを分かりやすく表にすると、
【粉末タイプ】 | 【液体タイプ】 | |
主成分 | 過炭酸ナトリウム | 過酸化水素 |
PH | 弱アルカリ性 | 弱酸性 |
洗浄力 | やや強め ひどい汚れ・衣服の黄ばみ・黒ずみなどを落としたい時(シューズ・インソールの汚れやキツ~イ臭いにおススメ) | やや控えめ 洗濯洗剤では落ちにくい汚れやニオイを落としたい時(子どもの衣類に安心) |
適応例 | 麻、綿、ポリエステル、アクリル、ナイロン、ポリウレタン *ウール、絹には使えない | 麻、綿、ポリエステル、アクリル ナイロン、ポリウレタン、ウール、絹 |
*酸素系漂白剤は、ステンレス以外の金属と反応するため、ファスナーや金属素材がある場合には使用をひかえましょう。
【メリット】酸素系漂白剤は、キッチンや家屋掃除にも使い道が多い
大量に購入して、洗剤がなかなか減らなくても、酸素系漂白剤は、使い道が多いんです。
たとえば、キッチンの流し台(アルミ)の掃除、洗濯機シンク(アルミ)の水垢掃除、食器の汚れ、タイル掃除、油汚れ(換気扇、コンロ)、普段の洗濯物にも使い道はとても多いので、重宝します。
塩素系漂白剤と間違えないで
よく間違えるのが、汚れに強そうだからと「塩素系漂白剤(アルカリ性)」を使ってしまうこと。
確かに、「塩素(えんそ)系漂白剤」は、漂白力がとっても強力なのですが、シューズの生地を傷めてゴワゴワになったり、インソールが色落ちしたり、マークが見えなくなったりと、とても残念な結果になることも多いので注意が必要です。
とはいっても、「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」には、それぞれにメリットとデメリットがあります。
要は、洗剤によって、用法を間違えないように使用することが大切なのです。
まぜると超危険!! 「酸素(さんそ)系漂白剤」と「塩素(えんそ)系漂白剤」
これも、間違えると怖~いことになります。
「酸素(さんそ)系漂白剤」と「塩素(えんそ)系漂白剤」を混ぜると、塩素ガスが発生(超有毒)で、最悪あの世に行っちゃうこともありますよ。
これ、ホントに危ないので、絶対に注意して下さいね。
【洗い方】酸素系漂白剤 つけ置き洗いの手順とコツ

酸素系漂白剤(粉末タイプ)を使ったつけ置き洗いの手順とコツについて紹介します。
- 最適な温度はぬるま湯(40℃~60℃)
- 30分以上つける
- ひどい汚れは、手洗い
- しっかりと水で洗う
- つけ置き後に、洗濯機で洗ってもよし
- 風通しの良い日陰で干す
ステップ1,最適な温度はぬるま湯(40℃~60℃)
酸素系漂白剤(粉末タイプ)のつけ置き洗いには、40℃~60℃のぬるま湯を使いましょう。
ぬるま湯が、最も中和反応が速まります。
水温が低いと汚れがあまり落ちません。
ステップ2,30分以上つける
つけ置き洗いは、30分以上ジックリ待ちましょう。
ひどい汚れなら1時間つけてもOK
ステップ3, ひどい汚れは、手洗いで
泥んこ汚れやひどい汚れは、専用ブラシ(使い古しの歯ブラシでもOK)でこすって手洗いしましょう。
酸素系漂白剤で手洗いする時には、必ず、ゴム手袋を使ってくださいね。
なぜなら、アルカリ性は皮膚を傷めることがあるから、注意が必要です。
また、サングラスとかゴーグルを装着して、目に入らないように気を付けてください。
ステップ4,しっかりと水で洗う
漂白剤が残っていると、日光と反応して黄ばみになることもあります。
しっかり水ですすいで下さい。
ステップ5,つけ置き後に、洗濯機で洗ってもよし
ふつうの洗濯洗剤を使って洗濯機で洗ってもOKです。
ステップ6,風通しの良い日陰で干す
洗濯機の脱水(洗濯ネットに入れて下さい)を使って、水分を飛ばしてください。
その後に、風通しのいい日陰で干すのがおススメです。

酸素系漂白剤(粉末タイプ)の選び方
酸素系漂白剤(粉末タイプ)の主成分は 過炭酸ナトリウムです。
メーカーによって、界面活性剤やアルカリ剤、香料などの成分が加えられていたりと、効能に違いがあります。
また気になるのはコスパ。
洗う頻度が多ければ当然コスパも見逃せません。
使って気に入れば、詰め替え用を購入してリピートするとさらに経済的です。
おススメの酸素系漂白剤(粉末タイプ)11選
おススメの酸素系漂白剤 トップ1はコレ↓↓↓
太陽油脂 【パックス 酸素系漂白剤 430g】
成分は過炭酸ナトリウム100%、酸素の力でイヤな臭いをやわらげ、酸素の気泡で汚れを除去。
おススメの酸素系漂白剤 トップ2はコレ↓↓↓
OXICLEAN 【オキシクリーン 500g】
成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系)、アルカリ剤(炭酸ナトリウム)。
界面活性剤不使用, 無香料、マルチクリーナー部門1位
おススメの酸素系漂白剤 トップ3はコレ↓↓↓
花王 【ワイドハイター クリアヒーロー 粉末タイプ 本体 530g】
ホワイトフローラルの香料入り。漂白はいい、香りはやや強め。
おススメの酸素系漂白剤 トップ4はコレ↓↓↓
NICHIGA(ニチガ) 【酸素系漂白剤 950g】
成分は、過炭酸ナトリウム/過炭酸ソーダ。地球に優しい 香料・蛍光剤・合成界面活性剤 不使用。
おススメの酸素系漂白剤 トップ5はコレ↓↓↓
ミヨシ石鹸 【暮らしの酸素系漂白剤 750g】
無添加の酸素系漂白剤。使用後は炭酸ソーダ水と空気に還るECO洗浄剤。
おススメの酸素系漂白剤 トップ6はコレ↓↓↓
地の塩社 【酸素系漂白剤 500g】
過炭酸ナトリウム100%の酸素系の漂白剤。
おススメの酸素系漂白剤 トップ7はコレ↓↓↓
Lion 【ブライトSTRONG極 パウダー 本体570g】
成分は、過炭酸ナトリウム(酸素系)、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、アルカリ剤(炭酸塩)、漂白活性化剤、安定化剤。シトラスフルーティの香料入り。粉末は溶けやすい。
おススメの酸素系漂白剤 トップ8はコレ↓↓↓
激落ちくん 【オキシキング 安全 無添加 酸素系漂白剤 500g】
合成界面活性剤・香料不使用。ナチュラル洗剤の「セスキ炭酸ナトリウム」と「酵素」をプラス。
おススメの酸素系漂白剤 トップ9はコレ↓↓↓
シャボン玉石けん【シャボン玉 酸素系漂白剤 750g】
全成分:過炭酸ナトリウム(酸素系)。リピーター多い。
おススメの酸素系漂白剤 トップ10はコレ↓↓↓
紀陽除虫菊 【衣料用漂白剤 オキシウォッシュ 酸素系漂白剤 [粉末タイプ / 680g]】
成分は、過炭酸塩(酸素系)、炭酸塩、水軟化剤、過硫酸塩、界面活性剤。
おススメの酸素系漂白剤 トップ11はコレ↓↓↓
ヱスケー石鹸 【すっきり漂白剤 500g】
成分は、過炭酸ナトリウムのみの漂白剤。高温でなくても発泡し漂白力がいい。
【補足】重曹を加えるとさらに効果的 そのひと手間で効果倍増
酸素系漂白剤は、重曹と合わせて使うことで、効果がさらにアップします。
重曹も水に入れると弱アルカリ性になって、酸素系漂白剤とダブルの効果です。
また、重曹は水を軟水にしてくれるので、生地のゴワゴワ感がなくなって柔軟剤の効果もプラスになりますよ。
インソールやシューズの日々の消臭予防にも重曹を使ってみましょう。
まとめ
汗や皮脂汚れはタンパク質(酸性)なので、酸素系漂白剤粉末タイプ(弱アルカリ性)で汚れを分解できます。
30分のつけ置き洗い(40℃~60℃)で、強い汚れはブラシで軽く擦ればきれいになります。
ただし、皮膚が荒れるのでゴム手袋をしてくださいね。
後はよくすすいで風通しのよい日陰で干すか、さらに普通に洗濯機で洗ってもきれいになります。
シューズやインソールの汚れや臭いが酸素系漂白剤(粉末タイプ)でスッキリすれば、とてもハッピーです。

