バスケットボール用インソール【選び方】と【おすすめ】7選 ねんざ予防に最適!

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目次

バスケットボールは、急なダッシュやストップ、ジャンプ着地の衝撃など、動きが多くて かなり激しいスポーツ。

競技中には、コンタクトが激しくて、足首や膝のねんざ、腰を痛めてしまうなど、ケガも少なくありません。

実際に、試合中に起こりやすいケガといえば、
NBA(全米バスケ協会)の調べによると、”足首のねんざ”、次いで “膝のケガ”となっています。

また、シーズンの後半戦で、疲れがたまってくるにしたがい、いろんなケガが増えていくんです。

参考:*NBA(全米バスケ協会)全文はコチラ

そのようなバスケットボールですが、プレーを楽しむためには、
ケガの予防やコンディショニングの維持が必要なのはいうまでもありません。

そこで、
役立つアイテムとして、注目されているのが ”インソール” 。
インソールを活用することで、足裏が安定し、バランスが良くなるため、ケガの予防やパフォーマンスの改善に最適なんです。

しかし、インソールは、まざまなメーカーからたくさんの種類が販売されているので、

・どのインソールを選んだらよいのか 分からない? 
・果たして、バッシュにフィットするのだろうか?

などと 悩んでしまうことも多いはず。

そこで今回は、バスケットシューズ向けインソールの【効果】と【選び方】を解説し、おすすめ7製品をご紹介します。

バスケットボールを楽しむために、ぜひ参考にして、ご自分の足にあったインソールを活用してみて下さい。

バッシュ用インソールを使うメリット

プレー中のパフォーマンスがアップする

バッシュにインソールを入れると、足の踏ん張りが効くので、プレー中のパフォーマンスが改善し、競技中に当たり負けすることも少なくなります。
それは、専用インソールが、足裏とシューズをフィットさせ、ムダな遊びをなくすからです。
なので、足とシューズが一体となり、足元の安定性が格段にアップして、急激なダッシュやストップ、ピボットターンなどプレー中の動作が素早くスムーズになるわけです。

ジャンプの衝撃緩和で足や腰の疲労軽減

バスケ競技中には、ジャンプが繰り返され着地時の衝撃も相当なものです。
スポーツ医科学の研究によれば、ジャンプの着地時には、体重の10~12倍もの衝撃が足にかかると言われています。
体重60㎏の人なら、なんと600㎏~720㎏もの衝撃になりますね!
インソールに衝撃吸収材が使われていれば、ジャンプ着地時の衝撃が緩和され、脚や腰の疲労軽減の効果も期待できます。

競技中のケガ予防

さらに、インソールは、足のねん挫など、競技中のケガのリスクを抑えてくれます
それは、インソールのエッジが効くことで シューズ外側が安定し、足の内反を防ぎながら スムーズな体重移動ができるからです。

バッシュ向けインソールの効果と選び方

バスケットボールシューズに効果的なインソールを選ぶポイントは、6つあります。
インソールの機能から選び方をチェックしてみましょう。

1、かかとの安定を高めるには、ヒールカップをチェック

第1のポイントは、まず、かかとを包み込むヒールカップをチェックすること。

ヒールカップは、かかとを安定させる機能があるため、かかとのグラつきを防ぎ、足から体幹までのボディバランスを向上させるように働きます。

2、土踏まずをサポートする内側アーチをチェック

第2のポイントは、土踏まずを支える『内側アーチ』をチェックすること。

アーチというのは、着地時につぶれることで衝撃吸収し、反発力でアーチを持ち上げることで、前に進める機能があります。
扁平足が気になる人に、とくに確認してほしい機能が、土踏まずをサポートする内側アーチです。
適切なサポートによって、アーチの機能が高まります。

ただし、内側アーチが高すぎると、ジャンプの着地で土踏まずが圧迫されて痛みが出ることもあり、適切な高さが必要です。過剰にアーチを高くするよりも、アーチが適正に動くことの方が大切になります。
もし、不安ならスポーツ店で測定してもらうとよいでしょう。
また、アーチサポートの形状は、各メーカーによって、かなり特徴があるため、しっかりチェックしておきましょう。

3、スピーディーな外側ステップには、外側アーチの確認を

第3のポイントは、『外側アーチ』をチェックすること。

インソールの外側アーチはエッジが効くため、シューズ外側まで体重がのって、かつ安定します。
サイドステップで切り返しが素早くなるし、足首の内反を防ぐので ねんざ予防にもつながります。

4、着地の衝撃をやわらげるクッション機能と反発力にも注目

第4のポイントは、『衝撃吸収性と反発力』をチェックすること。

インソールの足底に、衝撃吸収材(EVA、ポロン、ソルボセインなど)が使用されていれば、ジャンプ着地時の衝撃緩和が可能となります。
衝撃痛がつらい人には、衝撃吸収にいい【クッション】は必須の機能です。
しかし、衝撃吸収材が柔らかすぎると、素早い動きが逆に抑えられてしまうこともあります。
パフォーマンスを重視したい場合には、衝撃吸収に加えて反発力がある高反発素材を確認することも重要なポイントです。

5、足にフィットするように、サイズ数をチェック

第5のポイントは、『サイズ数の多さ』をチェックすること。

それは、カットをできるだけ少なくしたいからです。ハサミで大きくカットすれば、残念ながらインソール(とくにアーチ部分)が足とズレてしまいます。ズレてくると、痛みがでてしまう原因にもなるのです。
なので、サイズ数が豊富であることが大事です。

また、バッシュと足がフィットしないと、靴ずれの大きな原因にもなります。

バッシュのサイズが大きい場合には、インソールを活用して、サイズを調整してみましょう。
バッシュの中で足がグスグス遊ばないように、インソールを使って、足裏とバッシュのスキ間を埋めることが必要になります。

6、快適な履きごごちも求めよう

第6のポイントは、『快適な履きごごち』をチェックすること。

競技中は、長時間履くことになるので、快適な履きごごちがとても重要になります。

快適な履きごごちというのは、ムレない、ニオわない、ズレないの3つがクリアされていることです。

ムレの防止には、インソールに多数の通気口があること。
また、インソール表面がメッシュ線維なら湿気対策になります。
インソールの表面を覆うメッシュ繊維は、空気の通りを良くして、汗の蒸発を促進してくれます。

消臭には、抗菌加工、銀イオンや炭入りで殺菌効果のあることもチェックしておきたいですね。

ズレないためには、インソール表面のグリップ力が必要です。表面素材もチェックしておきましょう。

バッシュ向けインソール おすすめ7選

ここでは、バスケットシューズ向けのインソールを厳選して7製品だけ紹介します。

【SIDAS】シダス マックスプロテクト・ジャンプ

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シダス(Sidas)
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【製品の特徴】フランスのメーカーでありながら、日本人の足に合わせたオリジナル設計のインソールです。
特徴的なのは、衝撃吸収&反発にすぐれた新素材PODIANEi+(ポディアンアイプラス)を全面に使用し、かかとには、ジェルパッドで衝撃吸収を高めています。
まさに、バスケットボールを始めとしたジャンプ系競技のために考え抜かれたインソールですね。
【ココが一押し】衝撃に強く、プラス反発性もあって動きやすいところが一押し。
【ココがおしい】硬めのアーチサポートですが、甲高の人にはやや低め。
【サイズ】XS:22.0-23.0cm、S:23.5-24.5cm、M:25.0-26.5cm、L:27.0-28.0cm、XL:28.5-29.5cm
【厚み】つま先厚:5.0mm

ヒールクッションアーチサイズ数メイン素材
かかとジェルPODIANEi+やや硬めのアーチサポート5サイズポリエステル, ナイロン
★★★★☆★★★★★★★★★★★★★★☆

Kozzim スポーツインソール

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kozzim
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【製品の特徴】スポーツのために、特別に開発されたインソールです。
特徴的なのは、衝撃吸収にも反発力にもすぐれた米国製ポロンが、前足部外側とカカトの2か所に使用され、動きやすいです。また、TPU硬質アーチサポートが土踏まずを支えており、スポーツ時の姿勢も改善します。母趾部の防滑PUで、ずれを抑えてピボットターンにも対応できますね。
【ココが一押し】前外側部と かかとの衝撃吸収と反発力素材で動きやすい
【ココがおしい】製品が全体的にやや厚く、キツクなる場合があります。
【サイズ】XS:22.5~23.5、S:24~25、M:24.5~25.5、L:26~27、XL:27~28.5
【厚み】やや厚め

ヒールクッションアーチサイズ数メイン素材
ポロン発泡PU、ポロン3D設計TPU硬質アーチ5サイズポリウレタン
★★★★☆★★★★★★★★★★★★★★☆

ザムスト(ZAMST)  フットクラフト

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ザムスト(ZAMST)
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【製品の特徴】開発・製造したのは、 日本の医療メーカー 「ザムスト-ZAMST-」。日本人のデータを基にした足コアスタビライザーで「抜群のフィット感」です。さらに、着地時の負担を軽減する衝撃吸収素材「エバーライトZUREN」を採用し、衝撃吸収に加えて反発性もあり、とても動きやすい。

【ココが一押し】最大の特徴は、アーチの高さを選べ、フィッティングに優れたインソールです。
ハイ(高)オレンジ色ミドル(中)青色ロー(低)緑色の3タイプから選べます。

【ココがおしい】少し面倒ですが、「抜群のフィット感」のためには、必ずアーチの高さを測定してください。

アーチの測定方法は、コチラ↓↓↓

【サイズ】S:21.0~22.5cm / M:23.0~24.5cm / L :25.0~26.5cm / LL:27.0~28.5cm / 3L:29.0~30.5cm

【厚み】扁平足の方は、ロータイプ(低)から始めてみましょう。

ヒールクッションアーチサイズ数メイン素材
ヒールカップエバーライトZUREN3タイプあり5サイズポリエステル、EVA、ナイロン、ポリウレタン
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆

AIRSOLE スポーツ インソール Rela Kino

【製品の特徴】特徴的なのは、4層構造設計を採用しているところ。足裏との接触面は衝撃吸収素材で高いクッション性、靴底との接触は高反発素材で動作の移行がスムーズです。
また、アーチサポートは高め(3.5㎝)で、土踏まず部分をしっかり支えています。メッシュで通気口ありムレにも良いですね。
【ココが一押し】高い衝撃吸収性と反発性、グリップ力も一押し
【ココがおしい】ハイアーチサポートに合う人には、おすすめです。低アーチの人には当りが強いかもしれません。
【サイズ】S:21.5~23.5cm、M:24~25.5cm、L:26~27.5cm、XL:28~30cm
【厚み】先端0.5㎝、アーチ高3.5㎝、かかと0.8㎝

ヒールクッションアーチサイズ数メイン素材
ヒールカップ、ポロンフォームラバー、ポロンハイアーチサポート4サイズPORON,EVA,TPU
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★☆

【柔道整復師 監修】足の負担軽減インソールUnsungHERO

【製品の特徴】インソールを前傾させて、重心を前にずらして足の指を使えるような設計が特徴です。また、内側アーチに加えて外側アーチも高めで、体幹の軸がブレずに安定します。
【ココが一押し】外側アーチが高めで、外側安定性が高い
【ココがおしい】サイズが3タイプなのが、ちょっと残念
【サイズ】S:25cm × 8.5cm × 2.5cm、M:27cm × 9.2cm × 2.7cm、L:29cm × 10cm × 2.9cm
【厚み】

ヒールクッションアーチサイズ数メイン素材
ヒールカップ、ポロンポロンTPU、内側・外側アーチ3サイズウレタンフォーム
★★★★★★★★★★★★★★★★★☆☆☆

DSISソルボバスケット

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ソルボ
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【製品の特徴】前足部のソルボセインで、ジャンプ着地時やストップ時のクッション性を高めて足への負担を軽減しています。また、3軸アーチで前に進みやすい設計になっています。
【ココが一押し】とくに前足部の衝撃吸収性が高いところ
【ココがおしい】反発性もほしいところですね
【サイズ】2Sサイズ(22.0~23.0cm)、Sサイズ(23.5~24.5cm)、Mサイズ(25.0~26.0cm)、Lサイズ(26.5~27.5cm)
【厚み】

ヒールクッションアーチサイズ数メイン素材
柔らか目ソルボセイン3軸アーチ4サイズポリウレタン
★★★☆☆★★★★★★★★★★★★★☆☆

SORBO(ソルボ) ソルボスポーツジュニア

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ソルボ
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【製品の特徴】ジュニア(低学年から高学年)向け、バスケ少年の足の衝撃を和らげます。人工筋肉ソルボセインが足への衝撃をやわらげます。
【ココが一押し】ジュニア用として、衝撃痛の緩和に最適
【ココがおしい】サイズが2サイズ、サイズ合わせにはカット必要です。
【サイズ】22.0㎝、23.5㎝
【厚み】

ヒールクッションアーチサイズ数メイン素材
柔らか目ソルボセイン3軸アーチ2サイズポリウレタン
★★★★☆★★★★★★★★★★★★★★☆

インソールの破損と交換について

バスケットボールは、急激なダッシュやストップ、ピボットターンなど足裏の摩擦で、中敷きのヘタリが激しくなります。
とくに、破損のはげしい部位は、母趾球部、母趾先端、小趾球部、かかと部が多く、穴が開いてしまうと踏ん張り力が格段に低下してしまいます。
インソールの破損によって、足のケガも起こりやすくなるため、破損があれば早めに交換するようにしましょう。

インソールの寿命は? いつまで使える? 「買い替えのタイミングについて」の巻【まめ知識】その三インソールの寿命は? いつまで使える? 「買い替えのタイミングについて」の巻【まめ知識】その三

まとめ

今回は、バスケットシューズに使いたいおすすめのインソールを紹介しました。

再度の掲載になりますが、バッシュ向けのインソールを選びには、6つのチェックポイントを参考にしてください。

【6つのチェックポイント】
  1. ヒールカップ
  2. 内側アーチ
  3. 外側アーチ
  4. クッション機能と反発力
  5. サイズ数
  6. 快適な履きごごち

インソールは、バッシュに入れるだけで、足のけがを予防したり、プレー中のパフォーマンスを改善したりとメリットは大きいといえます。
インソールを活用しながら、普段のトレーニングやコンディショニングの管理をしっかり行うことで、バスケがより安全に楽しくプレーできると思います。
この記事を参考に、自分の足に合ったバッシュ向けインソールを、ぜひ活用ください。

Picture of アルチザン蔵氏

アルチザン蔵氏

クライアントさんの足の悩みに向き合えなかった体験から、既成インソールを調べて目利きをするようになった中敷き研究家。手作りインソールの製作、理学療法士の国家資格を持つ、職人歴30年のセラピスト。ランニングが趣味の(自称)健康おたく。

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